建てる・つくる仕事
給水装置工事主任技術者(きゅうすいそうちこうじしゅにんぎじゅつしゃ)とは?
給水装置工事主任技術者は、「水道法」に基づく国家資格で、水道事業者の指定を受けた事業所に必ず配置しなければならない責任技術者です。 水道管や給水装置の新設・改造・修繕工事において、施工計画や施工管理、工事の適正を監督し、利用者に安全で衛生的な水を供給する役割を担います。
給水装置工事主任技術者は、現場の施工を直接管理するだけでなく、作業スタッフへの指導や安全教育、トラブル発生時の対応方針決定なども担います。特に水道は生活に欠かせないインフラであるため、施工ミスや不衛生な管理は大きな事故につながります。そのため、専門知識だけでなく責任感や判断力が求められる重要な資格といえます。
- 資格の種類: 国家資格
- 分野カテゴリ: 建てる・つくる
- 対象者: 給排水設備工事や建築設備管理に従事する人
試験概要
所管 | 厚生労働省 |
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受験資格 | 技術系の学歴や実務経験を持つ者(例:工業高校卒+2年以上、大学理工系卒+1年以上の実務経験など) |
試験日程 | 年1回(10月頃) |
試験科目 | 給水装置工事法規 給水装置の構造及び性能 給水装置工事の施工管理 給水装置施工技術 |
合格率 | 約25〜35%(令和5年度:受験者13,382人/合格者4,005人=29.9%) ※出典:厚生労働省「給水装置工事主任技術者試験結果(令和5年度)」 |
受験料 | 13,900円 |
給水装置工事主任技術者になるために必要なこと
- 受験資格を満たす: 学歴・実務経験の要件を確認
- 国家試験合格: 厚生労働省が委託する試験に合格
- 登録・免許取得: 厚生労働大臣の登録を受け、主任技術者として活動可能に
給水装置工事主任技術者が必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
公式情報/出典
- 厚生労働省「給水装置工事主任技術者試験」
- 厚生労働省「給水装置工事主任技術者試験結果(令和5年度)」
難易度: ⭐️⭐️⭐️⭐️ (難易度4)
※合格率は3割前後で、技術知識・経験が必要なため。