子どもと教育の仕事
教育職員(きょういくしょくいん/教員免許状)とは?
教育職員として学校で働くには、学校教育法に基づく「教員免許状」が必要です。 教員免許状は、大学で所定の教職課程を修了し、都道府県教育委員会の審査を経て授与される国家資格です。 小学校、中学校、高等学校、特別支援学校などで教えるために必須の免許であり、教育現場の根幹を支える資格といえます。
教員免許状には「専修免許状」「一種免許状」「二種免許状」があり、学歴や修得単位によって取得できる区分が異なります。小学校から高等学校、特別支援学校まで教育段階ごとに免許が存在し、担当できる教科や学年も決まっています。かつて存在した更新制は2022年に廃止されましたが、今後は研修や自己研鑽を通じて資質能力を高め続けることが義務づけられています。教育現場では知識を教えるだけでなく、人格形成やキャリア形成の支援、地域や保護者との連携など幅広い役割を担います。子どもの成長に関われるやりがいの大きい資格ですが、教員の長時間勤務や業務量の多さといった課題も指摘されており、教育政策の動向にも注目が必要です。
- 資格の種類: 国家資格(免許状)
- 分野カテゴリ: 子ども・教育
- 対象者: 教員を目指す大学生、現職教員、教育関連職を希望する人
免許の種類
校種別 | 幼稚園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校 |
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免許区分 | 一種免許状、二種免許状、専修免許状 |
取得方法 | 大学・大学院で所定の教職課程を修了し、教育委員会に申請 |
更新制度 | 2019年度まで更新制 → 現在は廃止され、研修制度に一本化 |
教員免許を取得するために必要なこと
- 大学で所定単位を修得: 教職課程科目(教育原理・教育心理・指導法など)を履修
- 教育実習: 学校での教育実習を行い、実践力を身につける
- 免許状申請: 卒業時に教育委員会へ申請し、免許を取得
- 採用試験: 公立学校に就職する場合は教員採用試験に合格する必要あり
教育職員(教員免許状)が必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
公式情報/出典
- 文部科学省「教員免許制度概要」
- 文部科学省「教員免許更新制の廃止と新研修制度」
難易度: ⭐️⭐️⭐️ (難易度3)
※難易度は大学課程・教育実習・採用試験の有無をもとに当サイト独自に評価しています。