法律とルールを守る仕事
外国法事務弁護士(がいこくほうじむべんごし)とは?
外国法事務弁護士(外弁)は、外国の弁護士資格を持つ者が、日本国内で自国法や国際取引法務に関する業務を行うための国家資格です。 日本の法律事務所で外国法に基づく助言や契約書作成、国際取引のリーガルサポートを行うことができます。 ただし、日本法そのものの代理や訴訟活動はできず、活動範囲は制限されています。
外国法事務弁護士は、特に国際契約やクロスボーダーM&A、外国企業の日本進出支援など、国際的なビジネス法務の第一線で活躍しています。日本の弁護士とチームを組み、国内法と外国法の両面から助言するケースも多く、グローバル化が進む現代において需要が拡大している資格です。国際感覚や語学力に加え、各国の法制度への深い理解が求められる点も特徴です。
- 資格の種類: 国家資格
- 分野カテゴリ: 法律とルール
- 対象者: 外国法弁護士、国際取引に関わる法務専門家
登録概要
管轄機関 | 法務省、日本弁護士連合会(日弁連) |
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登録資格 | 外国で弁護士資格を有していること その国で3年以上の実務経験があること 日本での活動が適切と認められること |
審査内容 | 資格・経歴の審査、面接、適格性の確認 |
登録費用 | 登録料:約30万円、年会費:数十万円(日弁連および弁護士会による) |
登録者数 | 約450人(令和5年度時点) ※出典:日本弁護士連合会「外国法事務弁護士統計(令和5年度)」 |
外国法事務弁護士になるために必要なこと
- 自国で弁護士資格を取得: 米国や英国など各国で正式な弁護士資格を得る
- 実務経験: 自国での法律実務を3年以上経験
- 申請手続き: 日本弁護士連合会に申請し、審査を受ける
- 登録完了: 登録が承認されると「外国法事務弁護士」として活動可能
外国法事務弁護士が必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- 外国法事務弁護士:外国法に基づく法律業務を行うために必須
公式情報/出典
- 法務省「外国法事務弁護士制度概要」
- 日本弁護士連合会「外国法事務弁護士統計(令和5年度)」
難易度: ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ (難易度5)
※難易度は要件の厳しさ・実務経験・審査基準をもとに当サイト独自に評価しています。